当院は、日帰りを含む短期滞在入院手術を手がける西日本初の「耳鼻咽喉科サージセンター」として2000年に開院しました。以来、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、慢性中耳炎、声帯ポリープの患者さまを対象に、年間300例を超える手術を行ってまいりました。
これだけの症例数を持つ施設は大学病院でもそう多くはなく、当然西日本ではトップクラスの実績といえます。

その中で当院が目指したのは、患者さまが手術後どれだけ早くにお仕事などに復帰できるか、そしてどれだけ早く病気が治癒するかということでした。
そのためには技術の向上だけでなく、常にすべての流れを再検証して通院回数、時間、コストなど患者さまにとってのあらゆる「無駄」を排除してまいりました。

当院で対象症例の手術をお受けになった患者さまは現在、翌日あるいは翌々日には退院してその翌日には職場復帰していただいております。
つまり週末をうまく使えば、１～２日の休暇を取れば十分だということです。

もちろん早いだけで治癒しなければ意味がありません。すべて質を向上させる研鑽を怠らない上でのスピードアップであるといえます。その時点で最高の完成度を目指しつつ、さらなる向上をもって患者さまのご期待に応えてまいります。